満員電車は、いただけない。
そらまあ普通そうだ。
満員電車に乗る際は、かなり時間に余裕がある場合を除いて、まず第一に頑張って車内に確実に入ることが大切。これが意外に大変だったりするわけだ。
第二にまともなポジション取りをして、身の安全を図らなければならない。そう、たまに満員電車に乗り慣れない人がいると、往々にして不自然な場所で頑なに「マイスペース」を確保しようとしたりするので、非常に大変な目に本人が遭うか、近くの人が遭わされることになったりする。ポジション取りに限らず、細々したことも大切になってくる。例えば、胸ポケットに硬い物を入れてたりすると、状況によって凶器になったり壊れたりするので注意が必要だ。
そして三つ目はオプション、車内人間観察。
誰でも満員電車に乗るのは疲れるし、危ないし、イライラも募るかもしれない。満員電車では、皆自分のことに精一杯で、周りを気にする余裕なんてない。結果そこには、非常におかしな光景が広がってることがある。
車内ではすぐ前に人がいるし、基本的に目のやりどころがないということもあってか、立ってる人もみんな寝る、というか目を瞑る。みんな寝ているわけでもないのに目を瞑り、必死に吊り革にぶら下がったり人によっかかったり。そして全員がひとつの塊のように電車の動きに合わせて正確に揺れ動く。
体勢不十分だとそれどころじゃないが、満員電車で少し落ち着いて周りを観察する余裕ができたら、少しだけ冷静になって周りを見渡してみると面白い。皆が仏頂面して同じ動きをしているのは、結構笑えるようなこともある。ただ本当に笑うと変な奴になってしまうのでお勧めはしないけれど、毎日の通勤通学、イライラを溜め込んだままでいるよりはマシだろう。
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