今月半ばから、思い出したかのようにライブやらコンサートによく行く。
2週間前、ふと見つけたRotkrreuzpl.にあるHide-Out2でのカントリ&ブルースライブ。
プロというよりは趣味でやってます的なオジサン3人組、途中で1人加わって4人。アンプのボリューム調整の問題で、今にも血管はちきれそうなウッドベースのオジちゃんと、前の二人に隠れて全然見えないとこでサイレントドラムを地味に叩くオッちゃんの音は、頑張ってる割にほとんど聴こえず、近くにいたおかげでかろうじて生音が聞こえてきた程度。ボーカルのおじさんも大して声出てないし、三人の息も結構バラバラでずれるはずれるは。そんなナ~ナ~な演奏なのに、とてもよかった。というのもやってる三人が凄く楽しそうで、聴くより観てて楽しかった。ありゃ絶対やってる本人たちが一番楽しんでる、笑えるほど。
そしたら昨日、市庁舎前の路上で演奏するメンバーのオッちゃん2人と遭遇。演奏は相変わらず、でも見た目の楽しさも、本人たちの楽しみ様も相変わらず。結構な数の観客を集めていて、ちょっと嬉しくなった。
はて、あのオッちゃんたちバーで一応チャージとってたけど、もしやプロ…いや、そんなはずはない、趣味だ。そう願う…。
趣味でやる音楽はこうでなくちゃいけない。一番大切なのは、完成度でもなく、周りへの受けでもなく、まずは音楽やる本人がどれだけ楽しめるか、浸れるかなんだ。演奏者が浸れていない音楽に聴くものが浸れるはずもなく、ましてや音楽性なんて付いてくるわけがない。もちろん最低限の技術が伴わないと気持ちよくなるのは難しいけれど、まずは楽しむこと、そして音に命を持たせること、技術的な完成度は二の次。そう思う。
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