ドイツに一年以上いながらドイツ人とまともなコミュニケーションが図れないというこの非常に寂しい状況を少しでも改善するべく、今週から大学の夜のドイツ語クラスに久しぶりに顔を出す。週2回、計3時間ドイツ語を聞くだけでも何もしないのと比べればだいぶ違う。
それにしても、なぜドイツ人はドイツ語をドイツ語で教えることにこだわるんだろうか。「言葉を覚えるにはその言葉で習うのが一番！」ていうヨーロッピアンたちの主張、ラテン、ゲルマン派生言語を母国語に持つあんたらには当然そうだろうし、そりゃ良さもわかるよ。確かに中級者以上なら効果的だし、初心者でも発言はドイツ語がいいのかもしれない。でも少なくとも複雑な文法やらニュアンスの説明は、初心者向けに英語でしてくれるクラスがあってもいいと思う。熟語にしても文法事項にしても、英語と比較してくれると非常に覚えやすいものはたくさんあるし、何と言っても知らないことを知らない単語の羅列で説明されてもナゾが深まるばかり。毎日朝から晩まで聞きまくれる赤ちゃん的環境ならこれもアリかもしれないし、予習する時間が取れれば分らなさもマシなんだろうが、このところ平日はカンズメ状態でこれが厳しい。日本語のクラスはドイツ語で教えてるのになー。
まあ異常なほどに安いコースだから多くは望めない、先生が良かっただけ幸運だ、ラッキーラッキー。
