今日は地下鉄の話。
ミュンヘンの地下鉄は8路線。ベルリンに比べると小規模とはいえ、ドイツの中ではかなり数が多い方。まあ日本の首都圏に暮らす人にとっては、拍子抜けする分かりやすさだけど。しかも路線名は数字だから、東西やら南北やら大江戸やら何やらカンやらと名前を覚える必要もない。他社線への相互乗り入れなんか別世界の話。大体が市内交通はバスも何も全て同じ会社がやってるわけで…。
ただここ最近は、ワールドカップ前の突貫工事のせいで、一部の路線で時々とんでもない走り方をする。上りホームに下りの列車が来たり、違う路線にいきなり乗り入れたり…途中での行き先変更なんて日常茶飯事。いくら路線がシンプルでもこれをやられると、かなり慣れた客以外はこんがらがる。
この間同じ車両にいたあるおじさんは、かなり急いでたらしい。iPodに取り付かれてる間に2番線だった列車が3番線に乗り入れたのに気付かず、見慣れない駅を目にしてパニクって、まわりの人を質問攻めにした挙句、顔真っ赤にして次の駅で降りていきなすった。ありゃまさしく日本の電車で寝過ごした人と同じ反応だったんで、懐かしさを感じてしまった。
まあ無理もない、同情はするけどねぇ。
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