学食のおばさんというのは何となく聞きなれた言葉だ。ミュンヘンに数ある学食にも、やはりおばさん達(あ、おねぇさんも…)がいて、機嫌によって時には丁寧に愛想よく、時にはぶっきらぼうに半ギレで、お盆と皿が合体したものに食べ物をよそってくれる。ただ今日はおばさんでなくおじさんの話。
学生に人気の機械、コピー機、どの国でも同じらしい。工科大学(TU) の学食には、裏出口のところに一台のコピー機がある。少し前に新しくなり、メモリー機能がついた。そしてその周辺にはよくオジサンたちが数人、ビール瓶片手にたむろっている。まあ特に冬は中が暖かいので気持ちはよく分かるけど…不思議と他の学食じゃ見たことがない。ともかくそこでコピーする時、一瞬でも隙を見せる(迷う)と必ず、120%、誰かが使い方を教えに来てくれる。ありがたい話だけれど、何せ相手は訛り全快のヨッパライ、必ず混乱させられて終わる。というわけで、あそこではいかにそそくさと、ソツなくコピーできるかが勝負である。
まあでも、あのいかにもミュンヒナーらしい気のいい酔っ払いたちのお陰で、この頃ようやくわけ分らないドイツのコピー機(とはいっても日本製だったり^^)も、両面やら縮小やら、ある程度さっさと使えるようになってきた。
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