この頃は天気がどうもすぐれない。とはいってもはっきり雨というわけではなく、ぐずついている。そんな中、午後から友達のとこに押しかけて映画鑑賞。
「レッドオクトーバーを追え!」”The Hunt for Red October” (1990, USA)、「菊次郎の夏」”Kikujiro” (1999, Japan) という意味不明な二本立て。でも両方とも全く別の意味で面白かった。
「レッドオクトーバーを追え!」は同名のベストセラー小説を映画化したもので、レッドオクトーバーは旧ソ連の原潜。冷戦の最中の米ソ間の人間模様を潜水艦のクルーたちを中心に描いていて、迫力もあり、見応えも十分。とてもよかった。潜水艦がいくつも出てきたり、人間関係がいろいろ交錯したりして、一回では把握できずに途中何度も見返したけど…。映画の満足感と共に、英語やらないとヤバ…という更なる焦りを感じた。
打って変って「菊次郎の夏」、これは複雑な人間関係もなければ、ストーリーも単純。おまけに日本語。英語字幕はなかなか面白い。少し前に観た座頭市と比べても、北野武作品の中では一番好きだ。ノーバイオレンスだからというのもあるかもしれないけれど、久石譲のSummerもかなり効いている。コメディタッチのノホホンぶりが何ともよかった。ただ笑いの要素に純日本的なものが含まれてたとすれば、異国の友人にはチト退屈だったかな。
結果的にこの二本立ては、なかなかいい選択だった。久々に映画三昧、遊び過ぎもこのへんにしておこうと自分に言い聞かせる土曜日でした。
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