さて今回は、南阿蘇から阿蘇パノラマラインを北上、大観峰まで。
阿蘇パノラマラインから外輪山・有明海を望む |
同じく別角度から、外輪山・有明海を望む |
県道111号、阿蘇吉田線の一部となる阿蘇パノラマラインは、その名のとおり景色を堪能するには最高の道だった。もし晴れていたら、次々と目の前に広がる景色に気を取られ過ぎて目的地まで到達できなかったと思う。
阿蘇山、中岳の火口に寄り道。ここ最近は有毒な火山ガス(SO2)の影響で、火口まで行けない日も多いらしいが、幸いこの日は行くことができた。あの風でロープウェイもよく動いてくれたもんだ。ちなみに、有料だけど車でも火口まで行ける…と分かったのは降りてきてから。
こちらから、中岳火口まで4分 |
温泉だ、と思っても入るべからず、表面でも100℃くらいはあるらしい |
噴火したら逃げ込むシェルター |
見えそうで見えないエメラルドグリーン |
火口では、目から入る火口の様子だけでなく、風向きによってあの温泉のというか、二酸化硫黄の臭いがプーンとしてきて、阿蘇山は活火山なんだってことを体で感じる。
草千里近くより 熊本市・有明海方面 |
JR豊肥本線阿蘇駅周辺の国道57号沿いには、阿蘇の郷土料理、だご汁を食べられる店が軒を連ねていて、だご汁街道とも呼んでいるらしい。聞いた話じゃ大分ではだんご汁、熊本ではだご汁と呼ぶそうな。
鶏肉や里芋、ごぼう、ネギ、白菜なんかを生姜をきかせた味噌仕立ての汁で煮込んで、だんごを浮かべたもの。だんごと言ってもみたらし団子のだんごというより、うどんの生地を、細く切るのが面倒だから手でぶつ切りにしたイメージ。生地は米も麦もあったから、そこにこだわりはないんだろう。
R57沿いの山賊旅路、天井には無数の鈴 |
だご汁とたかなめしとのセット >> ボリューム満点 |
これがなんとも温まるし、栄養満点だし、作るのも大して手間かからなそうだし、何といっても味は最高だし(これは作り手次第…)、正直、もっと広めて全国どこでも食べられるようにしてほしい。
内牧温泉の酒屋さんで酒を少々…飲めずに配送 |
だご汁に感心してゆっくりし過ぎる…阿蘇外輪山の最高峰、大観峰に着いた頃には、辺りは霧が立ちこめ雨も強くなってきて、360度の大パノラマどころか、360度5m先までしか見えなくなってた。。。写真もこのありさま。これなら素直に温泉で温泉入っときゃよかったか〜。でも考えてみりゃ誰もいない大観峰ってあまり見られる光景じゃない。
濃い霧の中での運転ほどこわい物はない。フォグランプをあざ笑うかのように視界を遮る霧、霧、霧で、数メートル先はまっ白。ただひたすら牛にぶつからないように山を下りる。
again, to be continued…