そもそもパンク、ヘビーメタルといったジャンルは、あまり聴かないし大して区別もつかない自分。パンクのライブは初めてだった。ベーシストとしてはかなりのビッグネーム、TM Stevensのライブということで、かなりの人ごみを想像していったが、意外にこじんまりした場所。観客も2ケタ止まりといったところか。オールスタンディングなので、行く気さえあれば誰でも最前列で踊り狂いつつStevensとのスキンシップさえたやすい状況。東京でのライブではまず考えられない、ミュンヘンはハードな音楽を聴くには穴場かもしれない。クラシック同様、有名なアーティストも結構来るわりにはクラシックほど客は集まらないので、ライブがとてもアットホームになりやすい。大体、大して大きい会場でも無いのに、観客一人一人がビール飲みつつ、思い思いに踊れるほどのスペースがあることが驚きだ。
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終わってからしばらくは耳がおかしかったが、とても楽しかった。ミュンヘンでのライブなのに途中日本語で話し出したり、奥さんが日本人というStevensの親日家ぶりも結構なものだった。そして何より、自分がパンクライブも楽しめるんだということがわかった。たまにはああいうハチャメチャなのもいい、まあたまにでいいけど。