今日、冷蔵庫の中身を色々組み合わせてみて、晩のおかずなんか考えながら疲れ気味で部屋に帰って来たら夕方7時を回っていた。米を研ぎ、メールチェックでもしながら一息つこうかと思った矢先、ベランダで異様な音が。覗けば何と、とあるハトさんがパニクっておられた。。。
ベランダにハトなら大して驚く事もないとお思いだろうが、この建物の場合そうでもない。ベランダの手すりの上も下も、外側に面するところには一面、鳩はおろか雀でも入れないほどのそれなりにきめの細かいネットが張ってある、つまり内側からは頭も外に出せない。初めは洗濯物が飛ばないようにするものかと思ってたが、明らかに鳥避け。そのはずが、何回目をこすっても、目の前に結構な大きさのハトがいる。よく見るとネットが一部破れていて、ハトも片足ビッコをひいている、どうやら何かの拍子にネットに足が引っかかって、少しの破れた隙間からベランダ側に入ってしまったらしい。一旦入ったらまず自力での脱出は不可能。それにたかがハト一羽とはいえ、狭いベランダでバタバタしながらネットに突進されると音も振動も見た目もただ事ではない。呑気に写真撮影なんかしてる場合ではなくなってこっちもすぐに見て見ぬふりを諦め、押入れから分厚い手袋を引っ張り出す。
畳二畳もないベランダで、「こっちこっち」とか「待てぃ!」とか「疲れてんだからもう勘弁してくれよー」とか叫びつつ、何度も部屋に入られそうになってその都度焦りつつ、逃げ惑うハトと追いかけっこすること30分(9階だからできる話…)。ようやく捕獲に成功!ネットの穴から何とか外へ出してやると、一目散に飛び去っていった。怪我が翼でなく足、それも片っぽだったのは不幸中の幸いだろう。数年前まで、飼っていた文鳥とはよくじゃれあって遊んでいたが、まさかドイツに来てハトとじゃれあう事になるとは思わなかった。一気に疲れも溜まったし、脱出できて乾杯!というノリで久しぶりに一人でビールを空けることに。
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