おそらく文理は問わないんだろう。でもまあ少なくとも理系の場合、大学院生ってものは自分の専門分野は好きで好きでたまらないというのが普通だ。
一旦専門について語りだせば、文型の人相手ならもちろん同じ理系が相手でも、聞き手に、「わかった、もういい、十分!」といわれるまで(むしろ言われても?)止まらない。まあそう言われても止まらないのは単なるやな奴だけど…。つまり専門に関しては、出しても出しても出し切れないほどの「ネタ」を持ち合わせていてナンボだし、それについて語ることが楽しくて仕方がない、とゆーんでなくてはいけない。それが、この一年半、研究というものから遠ざかっていて、そういう感覚ってものをすっかり忘れていたように思う。
昨日、研究室の休憩所にコーヒーを飲みにいって、専門のちょっと違う人と鉢合わせ。お互い休憩しに来てるはずが、なぜか話が深くなって(素朴な疑問のつもりで振った質問がよくなかった…)彼は一人で何十分も、遠隔操作ロボットのスレーブの制御特性について淡々と語り続ける…完全においてけぼり、、、止まらない。院生たるもんがどうあるべきかを見せつけられた気がした。多分あそこにいる人たち、専門に触れるとみんなああなるんだろーな。ちょっとは見習わないと。
日本みたいに風貌やら態度からでは院生と学部生が区別つかないし、お互いフランクに話し、あえて区別する意味もないドイツ。その点じゃむしろ気に入っているけど、日本にいるのと比べると、自覚が薄れているのは確かだ。一応院生の端くれとして、少なくとも理系魂のようなものは失うことなく持っていたいと感じる今日この頃。
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