数ヶ月前からの成り行きで、20日の夜に企画したミュンヘンの日本人仲間数人とのミニコンサート。自分は終始テンパってたし、自己課題は数々残るものの(まあ課題の残らない発表会なんぞ今だかつてないか)、みんなの協力と素晴らしいパフォーマンス、さらにと~ても質のいいお客さんたちのおかげで盛況の内に幕を閉じた。
そう、高校の時に数Ⅳで習うかもしれない”発表会成功判別式”の客観性パラメータを省いた略式(「自分の納得度」+「客の反応」= 正なら成功、負なら失敗)によれば、今回はお客様にかなり助けてもらってとりあえず成功^^!
ミュンヘン Musikhochschule 最上階、アルテピナコテークと工科大学を見渡せる明るい角部屋。ミュンヘンとは思えない蒸し暑さの中、時間にして一時間弱。声を掛けたお客さんもはっきり言ってまあ身内に毛が生えたほどの人達だけとはいえ、最終的に収容人数と思っていた20人を超えて集まってくれた。
プログラム
① オリビアを聴きながら 杏里
② 故郷
③ 浜辺の歌
④ 春の小川
⑤ 朧月夜
⑥ 花 滝廉太郎
⑦ 即興曲 Op.90-3 シューベルト
⑧ 練習曲 Op.33-7 ラフマニノフ
⑨ 二台ピアノの為のソナタ KV.448 第一楽章 モーツァルト
今から思えば、こんな小さなコンサートとはいえ、よくまあ素人と音大生の混ざり、さらに紆余曲折あったこの企画が机上の空論にならなかったもんだと自分で感心してしまう。まあともかく、音楽が専門の人と一緒に演奏会を開けるなんてことは、楽しみで音楽する者にとったら本当に贅沢なこと。お陰で、とても楽しい時間を過ごすことができた。素人の遊びに付き合ってくれた音大生仲間に感謝!
さらに練習から企画まで、規模の大小に関わらずこういうことをするには往々にして山あり谷あり、そう簡単にはいかないもの。でも観客の喜んでくれる顔と言葉で、そんなことは忘れてどうでもよくなる。都合つけて聴きに来てくれたすべての人々に感謝!
ちょーだいした薔薇、いとなまめかし。
10日後の薔薇、いとふるめかし。色淡くなれど、いとあわれなり。
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